マウスモデルカタログ

ヒト免疫系再建マウス(BRGSF-HIS Mouse)

動物モデルは前臨床抗腫瘍薬物評価システムで重要な役割を果たしている。しかし、一般的な動物モデルは患者の腫瘍のミクロ環境をうまく模擬できない。特に免疫治療のトランスフォーメーション研究に大きな制限がある。したがって、ヒト免疫系を持つ動物モデルを作製し、関連するトランスフォーメーション研究を行う必要がある。免疫系ヒト化マウスモデルとは、免疫不全マウスの体内に人間の造血細胞、リンパ細胞または組織を移植し、人間の免疫機能を持つマウスモデルを指す。ヒト免疫系環境での腫瘍の成長状況を研究し、抗腫瘍治療、特に免疫治療効果及び関連する作用メカニズムを評価するのに用いられる。

 

品系構築策略:

ヒトCD34免疫ビーズ選別キット(Miltenyi Biotec)を通じて胎児の肝臓或いは新生児の臍帯血CD34細胞を分離し、新生マウスは亜致死量の照射を受け、マウス肝臓にCD34HSCを注射する。すべてのマウスの操作は無菌層流で行う。

 

 

品系の説明:

  • BRGSF-HIS品系は現在市場で機能が一番全面的なヒト免疫系再建マウスモデルである。このモデルは人体の免疫機能の調整に関するターゲットバイオ医薬品を評価するのに非常に効率よくで信頼できる研究プラットフォームを提供する。
  • すべての主要なヒト造血幹細胞の分化サブグループを持っている。例えば、B細胞、T細胞(CD4+CD8+Treg細胞を含む)、NK細胞と髄系間室を持って、伝統的な樹状細胞(cDCs)、プラズマ細胞様樹状細胞(pDCs)と単核細胞/マクロファージを含む。
  • 敗血症の症状がない(ヒト由来造血幹細胞が分化した巨大なマクロファージはマウスの赤血球を飲み込まない)。
  • SirpaNODなどの対立遺伝子の発現により、各種のCDXとPDXの異種移植に高度な互換性がある。
  • BALB/cの遺伝的背景とSCIDPrkdc遺伝子突然変異がないため、強い放射耐性を持ち、体内放射治療の効果を評価するのに適している。
  • マウスの補体システムが健全なため、補体依存細胞毒性(CDC)を研究する有力なツールである。

 

 

研究の応用:

BRGSF-HISマウスモデルは様々な免疫関連の治療分野に利用できる。

  • 抗体薬物(単一クローン抗体、ダブル抗体、多重抗体連合治療。例えば、NKとT細胞を体内に活性化させることで、腫瘍移植マウスの腫瘍成長を抑制することができる)。
  • 免疫腫瘍学(血癌、固形腫瘍など)。
  • 自己免疫疾患(全身性エリテマトーデス、強直性脊椎炎、リウマトイド関節炎、 全身性血管炎、自己免疫性溶血性貧血など)。
  • 伝染病(HIV、デング熱ウイルス/DFV、エボラウイルス/EBOV、CMV、RSV、HTLV、EBVなど)。
  • ワクチンと薬剤のスクリーニング(CAR-T細胞治療、治療性抗体評価など)。
  • 個性化医療(例えば、個体の治療手段に対する反応を予測する)。

 

 

表現型の検証:

Figure1. Distribution of human myeloid subsets in BRGSF mice and effect of Flt3L on their development. Representative flow cytometry immunophenotypic analysis of hCD45+HLA−DR+CD19CD3CD56 cells from bone marrow (A) and spleen (C) of an Flt3L-treated mouse and a PBS-treated littermate engrafted with the same CD34+ HSC donor in BRGSF mice.

 

 

引用文献精選:

  1. Labarthe L, Henriquez S, Lambotte O, Di Santo JP, Le Grand R, Pflumio F, Arcangeli ML, Legrand N, Bourgeois C.Frontline Science: Exhaustion and senescence marker profiles on human T cells in BRGSF-A2 humanized miceresemble those in human samples.J Leukoc Biol. 2019 Aug 4.
  2. Fournier N, Jacque E, Fontayne A, Derache D, Dupont G, Verhaeghe L, Baptista L, Dehenne A, Dezetter AS, Terrier A, Longue A, Pochet-Beghin V, Beghin C, Chtourou S, de Romeuf C.Improved in vitro and in vivo activity against CD303-expressing targets of the chimeric 122A2 antibody selected for specific glycosylation pattern. MAbs. 2018 May/Jun.
  3. Masse-Ranson G, Mouquet H, Di Santo JP.A Versatile Safeguard for Chimeric Antigen Receptor T-Cell Immunotherapies.Curr Opin HIV AIDS. 2018 Mar.

 


2020年、サイヤジェン株式会社はgenOwayと戦略的パートナーシップを達成しました。genOwayは1999年に創立されて、欧米の科学研究と医薬業界の第一選択肢の実験マウスサプライヤーです。BRGSF-HISマウスはサイヤジェン株式会社がgenOwayと提携でき、導入したマウスモデルの一つです。

 

 

なぜgenOwayのマウスモデルをお勧めしますか?

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4. モデル遺伝の背景は調べられます:販売するモデルは遺伝的背景がはっきり、元を溯られます。また、定期に遺伝検査を行い、研究成果の再現性を確保できます。


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