重度免疫不全マウス(BRGSF)

品系名 BALB/c Rag2tm1Fwa Il2rgtm1Cgn SirpaNOD Flk2tm1lrl

品系バックグラウンド:BALB/c

 

品系の説明:

  • 成熟したT、B、NK細胞を欠けていて、マクロファージの呑噬機能は抑制され、骨髄系細胞の発育が損傷された。市場で免疫不全程度が最も高いマウスの一つである。
  • ScidマウスはPrkdcの突然変異によって、放射線に敏感であるが、BRGSFマウスはB細胞とT細胞の不活性化を保証する前提で(Rag2をノックアウトした)照射耐性が高く、体内での放射線治療の効果の評価とヒト化マウスの作製に適用される。
  • NODのSirpaSirpaNOD)でBALB/cのSirpaを取り替え、マウスのマクロファージがヒト細胞に対する呑噬作用は弱いため、各種ソースのCDX・PDXとの互換性 は高い。
  • Flk2ノックアウトマウスの骨髄系細胞の組成成分(特にDC)は大幅に減少した。
  • 補体システムの機能は健全で、補体依存細胞毒性(CDC)を研究する強力なツールである。

 

研究の応用:

  • CDXとPDXの作製。
  • 骨髄系細胞の発育の研究。
  • ワクチンの開発。
  • 細胞免疫治療法の有効性と安全性の評価(CAR-Tなど)。
  • 抗体医薬の薬効評価(例えば、BRGSFマウスに人のPBMC或いはHSCを移植し、人免疫システムを再構築した後で腫瘍を接種し、抗体薬物の関連研究を行う)。
  • ヒト免疫系再構築マウスモデルを作製する。例えば、ヒトCD34+HSC移植(BRGSF-HIS参照)。

 

表現型の検証:

  • CDXモデル

Figure 1. Evaluation of circulating human hematopoietic cells in blood of BRGSF mice 10 weeks post-engraftment

Figure 1. Evaluation of circulating human hematopoietic cells in blood of BRGSF mice 10 weeks post-engraftment.

A) Frequency of human leukocytes (hCD45+) in blood 10 weeks post-engraftment of BRGSF mice. B) Representative flow cytometry analysis showing reconstitution of the main blood cell populations within the hCD45 compartment. CD3+ T cells, CD19+ B cells, CD3- NKp46+ NK cells and CD3-CD19-CD11c+HLA-DR+ DCs develop in BRGSF mice prior in absence of any treatment.

 

引用文献精選:

  1. Simpson, J. A.; Brown, M. E. Making HIS MiceMore Human‐like. Leukoc. Biol. 2020, 107 (1), 9–10.
  2. Lopez-Lastra, S.; Masse-Ranson, G.; Fiquet, O.; Darche, S.; Serafini, N.; Li, Y.; Dusséaux, M.; Strick-Marchand, H.; Di Santo, J. P. A Functional DC Cross Talk Promotes Human ILC Homeostasis in Humanized Mice. Blood Adv. 2017, 1 (10), 601–614.
  3. Li, Y.; Mention, J.-J.; Court, N.; Masse-Ranson, G.; Toubert, A.; Spits, H.; Legrand, N.; Corcuff, E.; Strick-Marchand, H.; Di Santo, J. P. A Novel Flt3-Deficient HIS Mouse Model with Selective Enhancement of Human DC Development. J. Immunol. 2016, 46 (5), 1291–1299.
  4. Legrand, N.; Huntington, N. D.; Nagasawa, M.; Bakker, A. Q.; Schotte, R.; Strick-Marchand, H.; de Geus, S. J.; Pouw, S. M.; Böhne, M.; Voordouw, A.; et al. Functional CD47/Signal Regulatory Protein Alpha (SIRPα) Interaction Is Required for Optimal Human T- and Natural Killer- (NK) Cell Homeostasis in Vivo. Natl. Acad. Sci. 2011, 108 (32), 13224–13229.
  5. Valton J, Guyot V, Boldajipour B, et al. A Versatile Safeguard for Chimeric Antigen Receptor T-Cell Immunotherapies.Scientific Reports, 2018, 8(1).

 

2020年、サイヤジェン株式会社はgenOwayと戦略的パートナーシップを達成しました。genOwayは1999年に創立されて、欧米の科学研究と医薬業界の第一選択肢の実験マウスサプライヤーです。BRGSFマウスはサイヤジェン株式会社とgenOwayが提携し導入した精選生体マウスの一つです

 

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