品系名:BALB/c Rag2tm1Fwa Il2rgtm1Cgn SirpaNOD Flk2tm1lrl

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● 体内のCDC機制が完全で、CDC機制の関連研究に用いられる。N*Gマウスと違って、BRGSFマウスのバックグラウンドはBALB/cであり、体内に完全な補体カスケード反応があり、補体依存細胞毒性(CDC)機制の研究にも用いられる。例えば、CDC機制を使用してCAR-Tをクリアする薬物の薬効と安全性評価に用いられる。
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● BRGSFマウスは免疫不全程度が最も高いマウスの一つであり、各種のCDX・PDXとの互換性は高い。BRGSFマウスはT、B、NK免疫細胞を欠けている。NODのSirpa(SirpaNOD)でBALB/cのSirpaを取り替え、マウスのマクロファージがヒト細胞に対する呑噬作用は弱いため、各種ソースのCDX・PDXとの互換性は高く、固形腫瘍と血液腫瘍の研究に用いられる。
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● BRGSF-HISはヒト骨髄系細胞の分化が完全で、ヒト細胞が長く存在し、実験ウィンドウ期が長い。人のCD34+造血幹細胞の再構築によって作製したBRGSF-HISマウスはすべての主要なヒト造血幹細胞の分化サブグループを持っている。ヒトリンパ系細胞(T、B、NK細胞)だけでなく、ヒト骨髄系細胞(通常の樹状細胞(cDCs)、プラズマ細胞様樹状細胞(pDCs)と単核細胞/マクロファージなど)もある。ヒト細胞が長く存在し、実験ウィンドウ期が長い。Flt3-Lで処理すると、ヒト骨髄系細胞の組成成分(特にDC)の発育をさらに促進することができる。骨髄系細胞の組成成分の発育に関する研究に用いられる。詳しくはこちら>>>