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【Weekly Research Model】飲食誘発の非アルコール性脂肪肝疾患マウスモデル

Cyagen Technical Content Team | October 09, 2021
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目次

目次

01 飲食誘発の非アルコール性脂肪肝疾患マウスモデル 02 発病メカニズムにつき 03 モデルの特徴につき 04 モデルの構築方法とは 05 モデル評価

飲食誘発の非アルコール性脂肪肝疾患マウスモデル

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、アルコール乱用のなく、肝実質細胞脂肪変性と蓄積を特徴とする臨床病理症候群で、単純性脂肪肝、脂肪性肝炎、脂肪性肝の線維化と肝硬変が含まれている。単純性脂肪肝から非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)を経て肝臓の線維化に発展し、ひいては肝硬変、肝細胞癌(HCC)や肝機能不全などの末期肝疾患に至ることもある。動物モデルは非アルコール性脂肪肝の病理と生理メカニズムの解明と新薬の開発に重要な役割を果たしている。前臨床研究は特定のNAFLD表現型に従って異なる動物モデルを使用する。NAFLDとNASHの前臨床動物モデルは、飲食誘発モデル、化学物質誘発モデル、遺伝子編集モデル、複合モデルの4つに分類される。今日ご紹介するのは飲食誘発の非アルコール性脂肪肝疾患マウスモデル。

発病メカニズムにつき

主な発病メカニズムは栄養過剰(食品中の脂類、コレステロールまた/又は糖分の過剰摂取)で、栄養成分が完全に摂取して利用できなくて、脂質が肝臓に積み上げて脂肪肝を誘発して、さらに肝炎性への変化と肝臓の線維化が進むということ。

モデルの特徴につき

  • 独自の多種類の免疫不全は人類造血細胞の再建によいシステムを提供し、HIV-1研究と遺伝子治療に重要なモデルである。
  • 腫瘍研究に重要なツールであり、腫瘍の発生率、特にリンパ腫と胸腺腫の発生率を向上させることができる。
  • 移植致死性胸腺リンパ腫の場合は寿命が短い。

モデルの構築方法とは

SPF級健康なオスのC57BL/6マウスを採用する。対照グループは普通の飼料を使用し、モデルグループは高脂飼料を使用して飼育する。第4、8、12週に体重と肝検査を行っていて、採血して、生化学検査に使用する血を用意した後、肝臓組織をホルムアルデヒドの水溶液で標本を固定して、パラフィン切片を作り、ヘマトキシリン・エオシン染色(HE染色)とオイルレッドO染色を使って染色して、病理検査を行うこと。

モデル評価

01 見た目と体重

モデルグループのマウスは高脂肪食飼育を受けるにつれて、動きが次第に減って、精神がなえて、毛が乱れて光沢がなくて、体重は明らかに上昇した。

モデルグループと対照グループのマウスの体重変化を比較するグラフ

図1. モデルグループ(60%高脂飼料を使用した)と対照グループ(一般飼料を使用した)のマウスの体重変化を比較する。モデルグループのマウスの体重変化は対照グループのマウスより著しく高い。HFD、high-fat diet、高脂肪食。

02 肝臓標本観察

対照グループの肝臓は赤く、強靭で、ヘリが鋭い。モデルグループの肝臓の体積が増大し、色が薄く、脂っこい感じがあり、肝臓の模様がまだらで、ヘリが丸くて鈍感な感じ。

03 肝機能検査数値

■ブドウ糖負荷試験

モデルグループと対照グループのブドウ糖負荷試験の結果を示すグラフ

図2. モデルグループと対照グループのブドウ糖負荷試験の結果、60%高脂肪飼料で12週間飼育したC57BL/6Nマウスの耐糖性が著しく低下したことがわかった。注意:禁食16時間、2g/Kgブドウ糖液を胃内投与。

肝機能項目:アラニンアミノ基転移酵素(ALT)、アスパラギン酸アミノ基転移酵素(AST)、トリグリセリド(TG)、血清総蛋白(TP)、高密度リポタンパク質コレステロール(HDL-C)およびLDLコレステロール(LDL-C)

対照グループと高脂肪食で4、8、12週間を飼育したマウスの血清中の肝臓の数値を検査した結果、モデルグループのマウスの血清総蛋白(TP)、トリグリセリド(TG)、LDLコレステロール(LDL-C)、高密度リポタンパク質コレステロール(HDL-C)の数値はいずれも対照グループのマウスより高いことがわかった。

血清化学項目の比較図:TP、GLB、TG、LDL-C、HDL-Cの数値がモデルグループで高い 血清中の脂質関連マーカーの変化を示すグラフ 肝機能マーカーの経時的変化を示すグラフ

図3. 血清化学項目の比較図。モデルグループのマウス血清中の血清総蛋白(TP)、ブドウ糖(GLB)、トリグリセリド(TG)、LDLコレステロール(LDL-C)、高密度リポタンパク質コレステロール(HDL-C)の数値はいずれも対照グループのマウスより高い。

04 組織病理学

対照グループの肝臓細胞は多角形を呈して、細胞質は豊富で、細胞核は細胞の中央に位置して、小葉の構造ははっきりしていて、肝脂肪変性がなくて、門脈域は炎症細胞浸潤が見られなく、その他の病理的変化もない。モデルグループのマウスの肝細胞は明らかに腫れていて、細胞質の中で脂肪の泡が明らかに見える。脂肪滴の融合によって細胞核の偏りが生じ、ひいては細胞核がなくなって、肝臓組織内には大きな油のしずくのようなものと微小な脂肪滴が分布し、全肝に広がり、肝細胞には明らかな炎症性変化がある。

C57BL/6N-対照グループ-オイルレッドO染色:肝細胞に脂肪滴なし C57BL/6N-対照グループ-オイルレッドO染色:脂肪滴が確認されない

図4.C57BL/6N-対照グループ-オイルレッドO染色

C57BL/6N-高脂誘導4週-オイルレッドO染色:中程度の脂肪滴が確認される C57BL/6N-高脂誘導4週-オイルレッドO染色:脂肪滴の蓄積が進行

図5.C57BL/6N-高脂誘導4週-オイルレッドO染色

C57BL/6N-高脂誘導12週-オイルレッドO染色:広範な脂肪滴の蓄積と炎症変化 C57BL/6N-高脂誘導12週-オイルレッドO染色:顕著な脂肪変性と細胞障害

図6.C57BL/6N-高脂誘導12週-オイルレッドO染色

飲食誘導の非アルコール性脂肪肝マウスモデルの他にも、サイヤジェン株式会社は様々な非アルコール性脂肪肝マウスモデル(例えば、化学物質誘発モデル、遺伝子編集モデル、複合モデル)と表現型分析サービスを提供できます。お客様の需要に応じてカスタマーサービスを提供致しますので、ご興味をお持ちいただければ、いつでもお気軽にご連絡ください。

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