1型糖尿病モデルマウス(T1DMマウス)

糖尿病(diabetes mellitus,DM)は既に癌、心血管疾患に次いで第三位の人類の健康を脅かす主な慢性疾患になった。糖尿病は人体が完全にインスリンを分泌しないか、足りるインスリンを分泌しないか、またはインスリンを有効に使用できないため、ブドウ糖レベルが上昇する時に発生する慢性疾患である。その中、1型糖尿病 (type 1 diabetes mellitus, T1DM)患者は糖尿病患者の約10%を占めている。よく応用されているT1DMモデルは以下の幾つがある。

1. 自発性1型糖尿病モデル

NOD(non obesity diabetes)マウスは1種の自発性1型糖尿病マウスである。症状は高血糖、糖尿、多飲、多尿等で、人類の糖尿病症状と似ている。外来インスリンで治療しなければ、動物はケトン血症で1-2ヵ月内に死亡する。メスNODマウスの糖尿病発症率がオスマウスより高い。

2. 誘発型1型糖尿病モデル

ストレプトゾトチン(STZ)で誘発したラット、マウスの1型糖尿病モデルは、人類の1型糖尿病の臨床症状、疾患過程、膵島形態学改変等において多くの似た点がある。STZは現在最も広く使用されている糖尿病動物化学誘発剤であり、動物の膵島B細胞に特異的な破壊作用がある。この特徴に基づいて、高用量のSTZを使用して動物の膵島B細胞を殺し、動物に1型糖尿病を誘発する。操作が簡単で、薬物用量が少なく、膵島B細胞を特異的に損傷し、薬物毒性が低い等のメリットがある。

検査項目:体重、摂食量、ブドウ糖負荷試験(GTT)、インスリン負荷試験(ITT)、空腹時血糖、随時血糖、血清生化学検査或いはキット方法( ELISA法) 検査、生理検査(尿及び糞便収集)、代謝検査(酸素消費、産熱、活動等の指標)、組織器官収集及び病理分析(H&E、Sirius red、Masson、Oil red、IHC等)等。

3. 1型糖尿病関連の遺伝子工学マウスモデル

遺伝子 背景品系 サイヤジェン「ノックアウトマウスライブラリ」での保存状況
Cd28 C57BL/6J 凍結精子
Cd80 C57BL/6J 凍結精子
Cd86 C57BL/6J 凍結精子
Cpe C57BL/6J 凍結精子
Fas C57BL/6N 凍結精子, 生体
Fasl C57BL/6J 凍結精子
Gad1 C57BL/6J 凍結精子
Gad2 C57BL/6J 凍結精子
Gzmb C57BL/6J 凍結精子, 生体
H2-Aa C57BL/6J 凍結精子
H2-Ab1 C57BL/6J 凍結精子
H2-DMa C57BL/6J 凍結精子
H2-Eb1 C57BL/6J 凍結精子
H2-Eb2 C57BL/6J 凍結精子
H2-M1 C57BL/6J 凍結精子
H2-M10.2 C57BL/6J 凍結精子
H2-M2 C57BL/6J 凍結精子
H2-M3 C57BL/6J 凍結精子
H2-M5 C57BL/6J 凍結精子
H2-Oa C57BL/6J 凍結精子
H2-Ob C57BL/6J 凍結精子
H2-T24 C57BL/6J 凍結精子
H2-T3 C57BL/6J 凍結精子
Hspd1 C57BL/6J 凍結精子
Ica1 C57BL/6J 凍結精子
Ifng C57BL/6N 凍結精子, 生体
Il12a C57BL/6N 凍結精子, 生体
Il12b C57BL/6J 凍結精子
Il1a C57BL/6N 凍結精子, 生体
Il1b C57BL/6N 凍結精子, 生体
Il2 C57BL/6J 凍結精子
Ins1 C57BL/6J 凍結精子
Lta C57BL/6J 凍結精子
Prf1 C57BL/6J 凍結精子, 生体
Ptprn C57BL/6N 凍結精子, 生体
Ptprn2 C57BL/6J 凍結精子
Tnf C57BL/6N 凍結精子, 生体

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