通常1〜2営業日以内でご回答いたします。
ご希望の遺伝子名とノックインしたい点突然変異についてご教示頂いて、当社でヌクレアーゼを用いたストラテジーをデザイン致します。これには、標的部位のヌクレアーゼ活性を最大化し、オフターゲット効果の影響を最小限にする最適化されたアルゴリズムに基づいた標的部位の選択と、ヌクレアーゼベクターとドナーテンプレートのデザインも含まれています。そして、ノックインされたファウンダーマウスのスクリーニングのため、PCRとシークエンシングに基づくジェノタイピング分析のデザインも行います。
ご希望のヌクレアーゼを発現するDNAベクターを構築します。必要に応じて、これらのベクターの有効性を細胞培養でテストします。
- mRNAの準備: ヌクレアーゼ発現ベクターはin vitroで転写します。mRNA産物は人工的ポリアデニル化とキャップされ哺乳類細胞における適切な翻訳を容易にします 。
- ファウンダー獲得のためのヌクレアーゼインジェクション: in vitroで転写されたmRNAヌクレアーゼとオリゴドナーを受精卵へ同時にインジェクションした後、代理母へ受精卵を移植し子孫を獲得します。ヌクレアーゼ発現ベクターを当社でデザイン・構築した場合、保証を満たすのに十分な数の受精卵もしくは標的にインジェクションします。ヌクレアーゼ発現ベクター(もしくはmRNA)をお客様にご提供いただく場合、少なくとも200〜300個の受精卵(株に基づく)へインジェクションし、ご希望の突然変異を持つファウンダーのスクリーニングを行います。ファウンダーが特定されない場合、追加料金をお支払いいただくことで、更に多くのインジェクションが可能です。
マウスがノックインされたファウンダーマウスであることを同定するためにPCRによるスクリーニングを行います。具体的には、ヌクレアーゼによって標的化される部位のPCRを拡大し、次に突然変異が起きているかどうかを明らかにするためPCR配列の判定を行います。
プロジェクトによっては、ファウンダーマウスが最終成果物となります。しかし、F1マウスの獲得がご希望の方も多くいらっしゃいます。当社では、野生型マウスと掛け合わせることのできる3匹のファウンダーマウスを繁殖します。そして、それらの子孫のジェノタイプを行い、ノックインされたF1マウスを獲得します。
通常、CRISPRを用いたノックインマウスの作製にはC57BL/6およびFVBマウス使用していますが、お客様のご希望に合わせて他の系統を使用することも可能です。