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July 08, 2026
実験動物科学技術サミット並びに遺伝子改変モデル Sup-IVF 繁殖システムについてセミナーが開催
本イベントでは、実験動物リソースの整備、生殖工学技術、遺伝子改変動物モデルの応用、IVF技術と施設品質管理などをテーマに、国内外の研究者・技術者による講演、パネルディスカッション、実技研修、Cyagen実験動物施設の見学が行われました。学術交流と技術共有を通じて、実験動物科学の発展と研究支援体制のさらなる強化につながる機会となりました。

2026年6月24日(水)から26日(金)まで、中国蘇州市実験動物協会主催、Cyagen運営協力のもと、「実験動物科学技術サミット並びに遺伝子改変モデル Sup-IVF 繁殖システムについてセミナー」が、江蘇省太倉市で開催されました。

本イベントには、実験動物分野の研究者、業界関係者、技術者が参加し、実験動物リソースの整備、生殖工学技術の発展、遺伝子改変動物モデルの応用などをテーマに、講演や意見交換が行われました。

プログラムは、「実験動物科学技術サミット」「遺伝子改変モデル Sup-IVF 繁殖システムについてセミナー」「Cyagen施設見学」の3部構成で実施されました。学術講演、実技研修、施設見学を組み合わせることで、研究現場と技術現場の双方から実験動物科学の最新動向を共有する機会となりました。

実験動物科学技術サミットについて

本サミットでは、中国国内の大学・研究機関・実験動物施設の関係者に加え、日本からの中潟直己教授と竹尾透教授が登壇しました。

中潟直己教授は、熊本大学生命資源研究・支援センター特任教授、動物生殖工学研究会理事、社団法人動物生殖工学研究所代表理事を務めています。今回の講演では「Rat Reproductive Biotechnology」をテーマに、ラット生殖工学分野における技術的な進展や実践的な知見について紹介しました。

ラット生殖工学に関する講演の様子

また、熊本大学 生命資源研究・支援センター 教授であり竹尾透先生は、「Advancing Biomedical Research through Mouse Resource Projects and Cutting-Edge Reproductive Technologies」と題して講演を行いました。竹尾教授は、熊本大学が取り組むマウスリソースプロジェクトを紹介するとともに、配偶子・胚の凍結保存、体外受精、胚移植など、生殖工学関連技術の活用について解説しました。

マウスリソースプロジェクトと生殖工学技術に関する講演の様子

会期中には、「IVF技術革新と実験動物リソースの健康管理の連携」をテーマとしたパネルディスカッションも行われました。中国国内の研究者、大学関係者、業界関係者が参加し、IVF技術の応用、実験動物施設における品質管理、技術人材の育成、産学連携のあり方などについて意見が交わされました。

各講演では、生殖生物学、実験動物の健康管理、品質管理、技術プラットフォームの整備、オルガノイド研究と動物実験の関係など、幅広いテーマが取り上げられました。参加者にとって、実験動物科学を取り巻く研究・技術動向を多面的に把握する機会となりました。

IVF技術と実験動物リソース管理に関するパネルディスカッションの様子

マイクロインジェクション・TurboIVF繁殖システムについて技術研修会

実践プログラムの一環として、6月26日(金)には「マイクロインジェクション・TurboIVF繁殖システムについて技術研修会」が開講されました。午前の講義では、Cyagenの技術専門家が講師を務め、マウスのマイクロインジェクションおよび生殖補助技術の基本原理、操作上の留意点について解説しました。あわせて、CyagenがIVF技術を基盤に構築してきたSPF PlusレベルのCCMS3.0繁殖システムについて、健康状態のモニタリング、遺伝的背景の品質管理、技術者教育、個別繁殖計画の設計など、実際の運用例を交えながら紹介しました。

マイクロインジェクションとTurboIVF繁殖システムの技術講義の様子

講義後には、マウス体外受精、胚の凍結保存・融解、マイクロインジェクション、胚移植などの実技研修が行われました。参加者はグループごとに各実習モジュールを回り、Cyagenの技術チームによる指導のもと、マイクロインジェクションニードル、実体顕微鏡、胚操作用マニピュレーターなどを用いた操作を体験しました。会場では、講師によるデモンストレーションに加え、参加者からの具体的な質問にもその場で回答が行われ、実務に即した活発な意見交換が見られました。参加者からは、CyagenのIVF技術プラットフォームの安定性、効率性、操作手順の標準化に対して高い関心が寄せられました。

マウス体外受精と胚操作に関する実技研修の様子

Cyagenでは、これらの技術基盤を活かし、動物モデルのライフサイクル全体を支えるサービス体制を整備しています。系統保存、迅速な拡繁、健康モニタリング、海外導入時のコンプライアンス対応まで、標準化されたプロセスと専門チームにより、安定したプロジェクト支援を提供しています。今回の研修会は、単なる技術紹介にとどまらず、実験動物科学における技術共有と実務連携の場としても位置づけられるものとなりました。

Cyagenの技術チームによる実技指導の様子

研修プログラム終了後、参加者は太倉市沙溪にあるCyagenの実験動物施設を見学しました。同施設は2025年にAAALAC Internationalの認証を取得しており、実験動物の生産許可および使用許可を有しています。施設見学では、専門スタッフの案内のもと、施設の運営体制や動物生産管理システムについて紹介が行われました。

施設内の主要エリアには高解像度カメラが設置されており、バリア環境の状況をリアルタイムで確認できる体制が整えられています。また、24時間体制の管理に加え、空調設備、差圧、温湿度などを継続的にモニタリングするシステムを導入し、異常発生時には速やかに警報が作動する仕組みとなっています。これにより、施設運営の効率化と品質管理体制の強化を図っています。

Cyagen実験動物施設見学の様子

今回のイベントでは、講演、実技研修、施設見学を通じて、実験動物科学に関する知見と技術が共有されました。Cyagenは今後も、実験動物モデルの作製、繁殖、保存、施設運営などに関する技術基盤を活かし、国内外の研究者および研究機関を支援してまいります。

実験動物科学技術サミット参加者の集合写真

サイヤジェン(Cyagen)について

サイヤジェン(Cyagen)は、カスタム遺伝子改変げっ歯類モデルを中核とする医薬品開発業務受託機関(CRO)サービス、および疾患モデル開発、AAV探索、前臨床薬効試験、がん免疫、神経科学、眼科学などを含む前臨床研究開発向け統合ソリューションを提供するグローバル企業です。動物モデル開発を基盤とし、さらにデータ解析および治療法探索のためのAI搭載ツールを導入することで、サイヤジェン(Cyagen)は、独自のモデル、データ、アルゴリズム、サービスを組み合わせたワンストップソリューションを提供し、基礎研究および前臨床医薬品研究開発の加速を支援しています。

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